トレーニングは継続しないと意味がない?筋肉は年々低下していく?
これは何故なのか?トレーニングは本当に一生続けていかないとダメなのか??
まず結論から…
トレーニングを続けないと年々筋肉量は低下します
では何故なのか??
まず筋肉には大きく2種類のタイプがあり
①白筋(速筋・瞬発力タイプ)
②赤筋(遅筋・持久力タイプ)
の2種類から出来ています(両方の性質がある中間筋というのも存在します)
そして落ちやすい筋肉は圧倒的に①白筋です。
白筋は主に大きな力を発揮する際に使う筋肉で、日常生活では殆ど使う事もなく弱っていく筋肉です。
逆に小さな力を使い姿勢制御や歩行などの日常生活動作では体のコントロールを細かく行う必要があるので②赤筋(持久系)を使います。
人体は非常にうまい構造になっており、少し動かすだけでは大きな筋肉は使いません。
大きな筋肉はエネルギー消費が大きいので普段から使ってしまうとエネルギー不足に陥ってしまい非常に不便だからです。
例えばですが、チーターは体の70%が白筋と言われており瞬発力に長けている代わりに持久力は弱点と言えます。狩り以外でほぼ動かずに過ごしているのは無駄なエネルギー消費を抑える為ですね。
人間は60%以上が赤筋と言われているので、普段は小さい筋肉、持久力に強い赤筋を中心に体を動かしていきます。
そうすると、瞬発系の筋肉はどんどん使わなくなっていきます。こうなると瞬発系の筋肉に繋がっている神経に電気信号が送られない状態になり、『神経ー筋接合部の脱落』という現象が起こります。
要は、つないでる電線が切れてしまう状態になります。こうなってしまうと大きな瞬発系の筋肉に電気信号を送ることが不可能になるので瞬発系の筋肉が減っていってしまうんですね…
年齢を重ねると太りやすくなっていくのは、この『無駄なエネルギー消費』をする筋肉量がどんどん減っていってしまうからが原因と言えるでしょう※筋肉を減らさない為には?
ある意味これは人類が増えていっても食糧難にならないように、省エネで生きていけるシステムだと考えられます。
飽食の日本では、これがかえって太りやすい原因にもなってますが(笑)
若い時よりも痩せにくく太りやすいのは白筋の低下が原因とも言えます。
ダイエットを成功させる為にトレーニングをしていく事は正解だと言えますね(当然運動だけでは難しいので食事管理は必要です)※トレーニングとダイエットの関係
そして、この白筋は最初に書いた通り『日常生活では使えない』筋肉でもあります。どうしても日常生活以上の負荷をかけるトレーニングが必要になります。
この負荷は単に『おもり』を使う事だけではなく、『どれだけ的確に筋肉を刺激するか?』が重要になります。
ですので、ただトレーニング続けるよりも『適切な負荷』や『適切な角度』でトレーニングを継続していく事が効果的です。
汗だくでヘトヘトになるまでのトレーニングは必要はないので、できる範囲でトレーニングを続けていきましょう!
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