夏バテの原因と対策(筋肉編)

前回の続き『夏バテ』のお話

第2弾!

筋肉の影響で夏バテはどう変わるのか?※前回の内容はコチラ

 

まずは、筋肉がどういう役割なのかを解説しましょう。

筋肉には大きく4つの働きがあります。

 

①体を動かす

②体を守る(衝撃など)

③血液を流す

④体温を保持する

※熱発生についてはコチラ

 

実際に同じ外気温25℃でも、冬場に暑く感じるのは基礎代謝が上がっており『熱発生能力が高い状態』だからです。夏場の25℃を涼しく感じるのは『熱発生能力が低い状態』だからですね^^

つまり夏場の時期は『筋肉の熱発生能力が低い状態』。④の体温の保持が上手く機能しにくい状態です。

この状態で普段以上の暑さに加えて、『室内では体を冷やし』『食事では栄養価が減少する』などの多角的な要素も関係してくるために、③の血流量の低下にも陥ります。

そこで、例えば『筋肉量が減少した状態』で考えてみましょう。

筋肉量が減少すると③血液を流す機能が低下し、栄養が上手く遅れずに細胞の栄養不足に陥ります。

結果ただでさえ少ない栄養素を各細胞に送ることが困難になります。

更に④熱発生能力が低下することで、一見❝熱発生しないなら熱くならないからいいじゃないか❞と思いがちなんですが、非常に困ります。

 

これは『酵素』の話が関係してくるのですが…

ザックリ言うと、『酵素』は『一定の熱量、水分量、PH値が正常な状態で機能を発揮』するので、④の体温保持(熱発生)機能が低下すると、

 

☆酵素の働きが弱くなる➡細胞の機能低下➡体力回復の低下

 

となってしまい、夏バテになってしまいます。※酵素の簡単な話はコチラ

しかも、熱を発生させる能力は低くなっていますが、外気温が高くなっているので『体温調整』は行わないといけません(でないと、熱中症になってしまいますからね)

その体温調整の際には、『汗を出す』というシステムが働きます。

汗には水分だけでなくミネラルなども含まれている為、重要な栄養素も一緒に流れ出てしまい、体の中の栄養バランスは更に悪い状況になってしまいます。

そして1日が終わる頃には大きな疲労感に襲われてしまい、いわゆる『夏バテ』の症状が始まります。

 

普段から『トレーニング』や『ランニング』等で、汗を出す習慣や体を活性化させる習慣がある方達は、こういった疲労感からの『回復能力』が高く設定されています。(普段から回復させようと体がオートメーションされている)

 

なので、『トレーニング』や『ランニング』は夏バテの予防法としても効果的だと考えられているんですね^^

 

という事で…

まとめていきましょう!

 

まず

・夏は基礎代謝が低い状態であり

そのせいで

・冷房や冷たい食事で体温を上げる事が出来ず

・血流量低下や熱発生能力が低下し、体全体の機能低下を起こしてしまい

結果

・夏バテになってしまう

 

と、こんな流れですね^^

これを解決するには『トレーニングやランニング』だけでは無くて、意外と『ストレッチ』も効果的なんです!

この辺りはまた次回に!!