トレーニングの頻度はどれくらいが理想なのか??
一般的には『週2回』が理想と言われていますが、実際はどうなんでしょうか??
この疑問に答えるには大前提の条件があります。それは
☆トレーニングの目的
☆トレーニングの熟練度
☆トレーニングをした人の回復能力
ここがトレーニングの頻度に大きく関係してきます。
1度に全て理解するのは大変なので、今回は最も重要な『回復能力』を考えていきましょう。
まずトレーニングを行うと当然ですが、『疲労』が溜まります。
この『疲労』とはどういう状態なのか??
少し話が逸れますが、トレーニングで筋肉を沢山使うと大量のエネルギーが発生します。このエネルギーを発生させる為には『糖質・脂質』を使っていかないといけません。
そうなると当然ですが、体内の『糖質・脂質』は消えて無くなる…
わけではありません!ここが結構勘違いされている部分で『脂肪は燃えて無くなる』事はあり得ないんですね…
ダイエットで脂肪が筋肉に変わる!なんてことはあり得ません^^※ダイエットとトレーニングの関係
ここは物理学の『質量保存の法則』という物が存在するからですね(簡単に言うと、Aという物体をBに変換するにはCという副産物が発生するという事。A=B+Cみたいな感じ)
つまり、トレーニングで発生するエネルギーがB、糖質がA、副産物がCという具合
《糖質A=エネルギーB+副産物C》
となる訳です。つまり脂肪が燃えて無くなるわけではなく、エネルギーとして変換して副産物を出すから体の中の質量が釣り合う訳です。
で、話を戻して…
この副産物Cがいわゆる、疲労物質や老廃物と言われるものになります。
そして、この疲労物質や老廃物が体の中から除去されると疲れが取れた、体が回復した状態となります。この回復する状態までいくのに『個人差』が生じます。
この流れを『代謝する』とも言います※代謝について
それは何故なのか??
人間の体は基本的に『常に一定を保つシステム(ホメオスタシス)』が働いており(体温が良い例ですね)、ここを外れないようになっています。という事は疲労を除去する能力も一定に保たれています。
逆に言うと、『疲労が溜まる事が多い人は疲労を除去する能力も高い』という事にもなります(※除去する能力が高くてもそれ以上に疲労を溜めればオーバーワークになります)。
ここでトレーニングの頻度を考えてみた時に
①トレーニング初心者+デスクワーク
②トレーニング初心者+肉体労働
のパターンでは、①の人がトレーニングを始める時にはいきなり週2回はハードルが高く、疲労が抜けないままオーバーワークとなってしまい継続できなくなってしまいます(根性論は関係ないって事)
②の人の場合では、週2回のトレーニングでも疲労が抜ける能力が高い可能性があるので続けれるかもしれませんね^^
こういった部分を踏まえて『週2回くらいが平均的』という話なんですね。
人によっては『週2回でもキツイ』方もいれば、『週4回でも大丈夫』な方もおられます。これは回復能力や日頃のライフスタイルにも関係するという事です。
長くなってきたので、まとめていきましょう!
トレーニングの頻度を決めるには
①その人の回復能力に左右される
②疲労を除去できる範囲であれば毎日でも可能
③疲労を除去する方法には『良質な睡眠』『温浴』『マッサージ』『ストレッチ』等が効果的
要は疲労が除去できていないのに、トレーニングを頑張っても非効率って事です!
そしてこの疲労の除去には『たんぱく質』『水分量』はしっかり必要です※たんぱく質のハナシ
しかし、トレーニングを継続すれば疲労除去の能力も向上し、普段から疲れにくい体にも変わっていきます!是非トレーニングは続けて欲しいですね!!
次回は『トレーニング目的による頻度』をテーマにしていきますので、乞うご期待👋