糖尿病とトレーニング

今回は少し医学的なお話です。

まずは『糖尿病』について…

糖尿病には❝1型❞❝2型❞の2種類があります。(※この2つの違いは割愛させてください^^)

トレーニング(運動)と関連しているのが2型糖尿病です。2型糖尿病はいわゆる、〖インスリンが効きにくい状態〗だと思ってください。

インスリンは皆さん聞き覚えがあると思います。血糖値を下げるホルモンです。つまり糖尿病はインスリンが機能しなくなり、血糖値が下がりにくい状態の事。

 

じゃあ、トレーニング(運動)をして血糖値を下げればいいのか!となればいいのですが(-_-;)

残念ながら、そうはいきません。なぜなら、トレーニング(運動)は血糖値を上げるからです。

???

お気持ちは分かります。でも待ってください。そもそも人間が動く為には車と一緒でガソリンが必要です。そのガソリンは『糖質』です。この糖質を全身に送るメカニズムが血液です。

つまりトレーニング(運動)をすると、全身を動かすために血液にガソリンを乗せて沢山運ぶ。これが血糖と言われるわけです。その流れた血糖は細胞に取り込まれて全身を動かすエネルギーになります。その取り込む役割があるのがインスリンなんです

ということは、トレーニング(運動)は…

 

インスリンを使って細胞に血糖を取り込む作用を強くする。とも言い換えられます。

糖尿病はなってしまうと完治が難しい病気なのと、自覚症状が非常に少ないのに酷い合併症が発生します。失明、四肢壊疽、腎不全など…

簡単な運動でも構いません。習慣づけてみるのが大事ですね!