ストレスが多くてしまって太ってしまった…
こんな経験はおありでは??
特に女性の方に多い悩みだと思います。今回は何故こういった事が起こるのか?をご説明。
まず『ストレスを感じると太りやすい』は正しいのか??
A.個人差はある(痩せる場合もある)が正しい
これには『コルチゾール』というホルモンが関係しています。今回の主役^^
さてこの『コルチゾール』の働きは、大きく二つ
①血糖値・血圧の上昇
②免疫・炎症の抑制
の大きく2つの働きがあると考えましょう
そして『太る事』と関係するのが①血糖値の上昇
まずストレスを感じると、体を守ろうとする反応が起こる。これはどんなストレスでも同じで
『仕事で上手くいかずにストレスを感じる事』や『運動をして肉体的にストレスを感じる事』に大きな違いはありません(運動の方がコントロールしやすい分良い反応が起こります)
どちらも、外的刺激による防御反応としてコルチゾールを分泌し『血糖値を上昇』させて、いわゆる臨戦態勢に備えます
こうなると血糖(血液中の糖分)が増えるので、体は直ぐに動ける様にエネルギーを準備している状態に変化しています
トレーニングや運動をしている場合はこの状態を上手く利用して、準備された糖分を使って必要なエネルギーを補って体を動かしていき
体内の糖分をどんどん消費するので太るリスクは大きくありません
しかし、一般的に言われるストレスは精神的な『悩み・不安・怒り』等の精神的な側面が原因の場合が多くなります
この場合は運動と違い糖質を多く消費する状況ではないので血糖は特に消費されることなく
血液中を流れていきます。
そうすると今度は血糖値を下げる為に『インスリン』の分泌量が増加します
インスリンには『血液の糖分(血糖)』を細胞に引き込み、『エネルギー源・筋肉の合成・脂肪の合成』に働く作用をもっている体で唯一の血糖値を下げるホルモンで、血糖値を下げようとする反応が起こり、血糖値が下がる事で『急激な空腹』に襲われてしまう
こうなるとに人間の脳は『急激なエネルギー不足』だと勘違いし、『効率の良いエネルギー材料』を摂取しようと反応してしまうメカニズムになっています
そして『効率の良いエネルギー』の代表格は、皆さんご存知『糖質を多く含む食品』となる訳です
すると甘い物が食べたくなったり、お酒を飲みたくなったり、ドカ食いをしたくなった…
と、体は自然に動いてしまう…
こうしたホルモンの作用で知らず知らずのうちに糖質の大量摂取が起こっているから、知らず知らずのうちに太ってしまう…
という悪循環に…
当然糖質を大量摂取すると、再び『血糖値が上がる⇒インスリンが分泌⇒スパイクが起こる⇒糖質を摂取する』と悪循環となっていき、最終的には『糖質摂取する⇒インスリンが出る⇒インスリンを受け取る場所が機能しにくくなる⇒血糖値が下がらない⇒糖尿病』という流れにもなってしまいかねません
ストレスを感じないこと自体は難しいので、防ぐことは不可能に近いですが空腹を感じた時の対処法としては『タンパク質を摂取する』もしくは、『軽く動く』事も対処方法として効果的
『タンパク質摂取』では大きな血糖値上昇は少なく、空腹も満たせる方法のひとつだし
『軽く動く』事で上昇した血糖値を『筋肉の栄養源』にしてしまい、エネルギーとして使ってしまうのも有効な手段のひとつ
ストレス対策に運動やトレーニングは相性が良かった!という事
是非動いて、汗を軽く流してストレス発散してはどうでしょうか??
『からだラボ』ではこんなお話も交えながら、トレーニングを進めていきます
無理な食事制限は同じく『ストレス』になってしまいます
出来るだけ少ない負担で体を変化させていけると理想ですね!
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