年齢を重ねると痩せにくくなる理由
年齢と痩せにくさは関係するのか
『最近痩せにくくなった』『20代は2キロくらい直ぐ落ちたのに』『食事内容は20代の頃と変わってないのに太ってきた』
何故、年齢を重ねると同じ食事でも太りやすくなり
頑張って運動をしても痩せにくくなるのでしょうか?
▶代謝が落ちたから?
▶筋肉が減ったから?
▶お酒を飲むようになったから?
理由は色々ありますが、今回はそのあたりの理由を解説していきますので最後までお付き合いくだされば幸いです^^
まず、太るメカニズムですが
『摂取カロリー>消費カロリー』が前提となります
※詳細は
『理想の体づくり』をご覧いただくとして、簡単に解説です
※その他参考
https://report.ajinomoto-kenko.com/himan/nayami.html『味の素さんより』
①摂取カロリーについての変化
摂取カロリーに関しては、食べる物や食べる量によって変化はありますが
牛肉のカロリーが10年前より大幅増えている!?
という事はありません(多少の誤差はありますが)
近年では加工食品が多く増え、それを摂取する機会が多くなった事は少しの原因になっている可能性は否定できませんが…
まあしかし、摂取カロリーについては
コントロールが比較的しやすく
年齢と太りやすさには直接の因果関係は無いと言えます(むしろ食は年々細くなっていくのが普通なので摂取カロリーは減っている事が多い)
②消費カロリーの変化
次に消費カロリーの変化ですが
これには
『筋肉・内臓・脳』が関係しています
『筋肉・内臓・脳』では日頃から多くのエネルギーを消費します
例えば、安静時の1日の消費カロリーの割合としては
『筋肉』は約20%、『脳』も約20%ほどのエネルギーを消費します
なので筋肉量が増えれば必然的に消費カロリーは増えますし
脳を沢山使うような場合(考え事が多くなる)だと消費カロリーが増えます
『では消費カロリーは若い時よりも減っているのか?』
こんな疑問が上がってきますが、実際どうでしょうか?
学生の頃は、
『部活動・サークル活動・勉強・遊び』があり
確実に消費が多かったのではないでしょうか??🙄
おそらく家庭を持ったり、仕事に励んだりしていれば活動量は少し減っているはずです
でも、活動量は増えているのに痩せにくいんですが…
前置きが長くなりましたが、本題へ参ります
痩せにくくなるのは『隠れ代謝量』の変化
この
『隠れ代謝量』が非常に重要な役割をしてます
『隠れ代謝量』とは、体組成計で出てこない代謝数値のことです
これには
『筋肉量』が大きく関係してきます(内臓のお話もありますがまた今度に)
筋肉は
『日常生活の繰り返しでは減少する』事がほとんどです
これは筋肉の特性上避けれない事で、筋肉は
『日常生活以上の負荷をかける』事をしないと
増える事はありません(無駄なエネルギー消費を避ける為に必要な量だけ維持するから)
つまり
【年齢が上がる⇒筋肉量が少し減る⇒隠れ代謝量が落ちる⇒結果痩せにくい】のサイクルが出来上がります
特に減少していく筋肉のほとんどは
安静時代謝量の大きい瞬発系の筋肉が減少します
瞬発系の筋肉は
【筋肥大しやすい特徴がある】
【筋肥大するので体形の変化もある】
【オートで体脂肪や糖分を使ったエネルギー消費を行う】
こんな特徴があるので、多く存在するにこしたことはないのですが
筋肉を鍛える(特にウエイトトレーニング)事をしないと増える事はありません
まとめ
年齢を重ねると痩せにくくなる原因は
【瞬発系の筋肉量の低下】
【それによる隠れ代謝量の低下】
によるものと言えます
そしてこの
『瞬発系の筋肉』はトレーニングでしか増やす事が出来ず
日常生活では減っていくだけ(ランニング・ウォーキングでも減る)
なので、トレーニングは必須要素になってきます
トレーニングをして瞬発系の筋肉量を増やせば、自動的に代謝量も上昇し
動かなくてもエネルギー消費をしていくので
年齢を重ねても痩せやすく
シルエットも綺麗な体を作っていく事が可能になります
これを機にトレーニングを始めてみましょう!