1月に入って気温も更に下がって、肌寒い時期になってきました
さて、お正月が終わり気づけば太ってしまった…
なんて方も居られるのではないのでしょうか?
『また、冬に太ってしまった…』『冬は太りやすいな…』なんて思っている人も多いとは思いますが、実は冬の方が痩せやすいんです
なので、夏を目指して体を引き締めていくなら、この時期から始めていくと良い理由を今回は解説していきましょう
冬が痩せやすい理由
A.冬は代謝能力が高くなるから
代謝能力とは『体内での細胞の合成や分解』『エネルギーの発生』等のことを指します。※代謝について
季節と特に関係するのは『エネルギー発生』の部分です。
エネルギーの発生とは『熱発生』の事であり、体温維持に大きく関係しています。この熱発生は人間では『常時一定に熱発生』しています。この一定というのが、大きなポイントになります。
これが基礎代謝の上昇と呼ばれます
冬が痩せる理由;その①人間は恒温動物だから
少し爬虫類を例に出してみましょう
『爬虫類』は寒くなると冬眠を行います。この時に爬虫類の体の中では体温は下がり『熱発生』を極力低く抑える状態になります。
その結果、使用する酸素量の低下・呼吸数の減少が起こります。そして蓄えていた脂肪をエネルギー源として少しずつ利用して、エネルギーに変換し最低限の代謝を維持して寒い時期を乗り越えます。
しかし、人間は『恒温動物』であり、体温は体の機能を一定に保つためにも、ある程度は同じ状態を維持しなければなりません。
この為には『エネルギーを発生』させて熱を発生させる事で体温を維持し体の代謝機能を保ち、生命機能を維持していきます
つまり、我々が『ヒト』である以上は常に熱エネルギーを発生させ、体温を一定に保ち、生命機能を維持しなければ生存できないという事になります。
冬は体温を特に高く保つ必要性があるので、春や夏の環境よりも沢山の熱エネルギーを作る必要があり、その為には多くのエネルギー源が必要です。
『体温を保つ』そのシステムだけで、体は自動的にエネルギーを消費しエネルギー維持に必要な脂質・糖質が使われていき、冬の方が痩せる効果が高くなります
冬が痩せる理由;その②脂質の高い食品が多い
『脂質は代謝を高く保つ』『適切な脂質摂取は痩せる体に変わる』
意外な話で信じ難い話かもしれないですが、脂質は体に摂って非常に重要な栄養素です。体を絞る・痩せる為には欠かさずに摂取しましょう。
では、脂質摂取が痩せる理由を解説しましょう
脂質は体内でも圧倒的なエネルギー量を持っており、糖質(グリコーゲン)の倍以上のエネルギーを生みだします。つまり『少ない量で大量のエネルギーが作れる』という事になります。
これは脂質の分解メカニズムが関係していますが、詳しくは割愛します(興味ある方はコチラから)
細かく分解していく度にエネルギーを発生させて、体の代謝機能を正常に働かせます。
痩せやすい脂質・痩せにくい脂質
脂質といっても、脂質の中には『痩せやすい・痩せにくい』が存在します。以下にその例を列挙します
【痩せやすい脂質】
動物性の脂質
乳製品に含まれる物
オリーブオイル・ナッツ類の脂質
【痩せにくい脂質】
揚げ物に使われるサラダ油
ケーキのクリーム等の糖質とセットの物
お菓子に含まれる工業脂質(ショートニング等)
脂質といっても範囲が大きく、何でも良いわけではないので注意しましょう
冬が痩せやすい理由;その③筋肉がつきやすい時期だから
冬は基礎代謝が上がる事で『エネルギーを多く発生させ痩せやすくなる』と解説しました。基礎代謝が向上する事は筋肉にも大きな影響をもたらします。
代謝とは『合成と分解』が体の中で行われている事を言い、筋肉は合成される事で増やす事が可能です。
冬の時期は代謝が向上し筋肉がつきやすくもなっているので、トレーニングを行うとその分筋肉量が増えやすく、更に基礎代謝が向上する事も期待できます
まとめ
体温維持は年中オートメーションで行われており、これは自分ではコントロールできない部分になります。
例えばですが、気温20度の日でも夏は寒く感じますが、冬では暑いくらいに感じた事は無いでしょうか?
これは体温維持に関する代謝が変化している事が原因です。体温を維持する為には体内の栄養素(脂質・糖質)を使ってエネルギーを発生させて熱を生み出します。
これは冬場が本当に有利です。代謝が確実に上がっていて、糖質・脂質の消費量は確実に増加しています。体温を上げる為に必要な熱を沢山発生させているので、普通に過ごしているだけでエネルギー消費していきます。
痩せるなら是非この時期から始めましょう!