トレーニングの頻度(熟練度編)

さて、前回・前々回と『トレーニングの頻度』についてお話してきました

詳しくはコチラを➡※トレーニングの頻度(目的編)

もうひとつはコチラ➡※トレーニングの頻度(回復編)

 

今回は一番難しい【熟練度】によるトレーニングの頻度についてです。

まず、熟練度が高い頻度を増やすことは可能なのか??

 

A.可能であり、1回のトレーニング時間を減らす事も可能です

 

そこでポイントになるのは

①熟練度とは何なのか??

②どうすれば熟練度の向上が可能なのか??

③結果何故トレーニング時間が減らせるのか??

を分けて解説していきます。そうする事で頻度が増やせる答えが発見できます

 

①熟練度とは??

トレーニングにおいての熟練度とは『正確性』『適切な負荷』をどれだけ筋肉に刺激できるかが重要になります。

スクワットを例にとって考えた場合に、1回目の動作と3回目の動作に大きなブレが出ている場合

『1回目と3回目は違うスクワット』

として考えられ『使用する筋肉も違う状態』となり筋肉への負荷量の低下につながります。

 

この動作のブレが少ない程『熟練度が高い』と言えますね^^

そうすると今まで20回出来ていたトレーニングが10回しか出来なくなったりしますが、筋肉に対しての負荷量は向上しているので、トレーニングの正確性は非常に高い為、トレーニング効果も大きくなります。

②トレーニング熟練度を向上させるには?

先ほどの『正確性』が重要になってきます。トレーニング動作1回ずつをどれだけ同じ動作に近づける事が出来るか?

先ほどのスクワットの例で考えると、『立つ→しゃがむ→立つ』の動作の反復する際に

まずは重りを使わずに同じフォームで繰り返せるようにします。その次に少し重りを追加して同じフォームで動作が繰り返せるかをチェックします。

これをどんどんレベルアップさせていけば、同じフォーム・動作で重たい重量を扱えるようになっていけば『熟練度が上がった』と言えますね。

ただし、重量アップは動作のブレを大きくしていくので常に意識しながら行わないといけません^^

具体的な動作としては、早く動くとブレが大きくなやすい為『ゆっくり動作する』をまずは心がける事が重要です。

 

③結果トレーニング時間を短縮

『熟練度が向上』することで、動作の質が上がり1回あたりの負荷量が増加することになります。

それは今までと同じトレーニングではなくなっています!トレーニングのレベルアップを達成しています!

結果『筋肉が疲労しやすくなる』という事に繋がります。そうすると回数やセット数を減らしても、今までと同じトレーニング効果が発揮できるようになります。

こうなれば余分なトレーニングを減らして、余った時間をストレッチやクールダウンに充てる事で体全体の疲労の軽減や怪我の予防になりますので、より充実したトレーニング内容になっていきます。

まとめ

こうして『熟練度が向上』する事で大きなメリットを紹介しました!

これが『トレーニング頻度』を決める際の最後のひとつでした^^

『熟練度が低い』と1回のトレーニング時間を長くしてしまい、より多くの疲労を蓄積してしまう。その影響で疲労が抜けるまでの期間を空けないといけなくなり『頻度の減少』に繋がります。

 

逆に『熟練度が高い』と1回のトレーニング時間を短縮し、ウォームアップ・クールダウンにを時間を避ける為に疲労の蓄積軽減・疲労の除去促進にもなり、トレーニングを連続して行う事も可能になってきます。

週2回以上のトレーニングを継続していこうと考えた時には、この『熟練度の向上』は必須になってきます。

最近の研究でも45分以上のトレーニングは効果が大きくはならないとも言われています。(この辺りをまた次回に)

 

トレーニングを楽しく長く継続していく為にも、熟練度を上げて充実したトレーニングを目指しましょう^^